うつ病と半夏厚朴湯,茯苓飲合半夏厚朴湯
うつの漢方が存在するのを知ってましたか?
最近うつ病で精神科を受診する人が増えています。主な要因は仕事によるストレスが多いようです。特に就業時間が長くなりがちなプログラマーやシステムエンジニアなどに多く、社会現象となりつつあります。症状としては、抑うつ気分(気分の落ち込み・ストレス発散をしても晴れない嫌な気分・空虚感・悲しさ)、不安感、精神活動の低下、食欲低下、不眠などです。
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心の要因は仕事上のストレスのほかにも、もっと深いところに根ざしている場合もあり、人によって様々です。うつ状態の脳内では、セロトニンやアドレナリンの不足が推論され、これらの脳内物質の分泌を促進させる薬物投与が行われます。うつ病の重さも人によって代わり、日常生活には支障が無いレベルから、自殺を図ってしまうレベルまで様々です。また、自分でも気づかないうちに症状が進行するケースもあります。薬による治療で症状が良くなっても、再びうつにかかってしまうこともあり、20年間にわたって反復的にうつ病にかかる人の10%が自殺するという怖い病気でもあります。
うつ病の真に恐ろしいところは、症状を自覚しにくいことにあります。なぜか気分が晴れない、漠然とした不安感に駆られる、何もする気が起きないなどは、現代人なら誰でも感じたことがあると思います。それだけになかなか自分がうつ病だとは考えにくく、精神科を受診することも考えられないのでしょう。また、うつ病がある意味市民権を獲得した現在においても、なんとなく体裁の悪い病気という認識が根付いています。誰でもかかる可能性のある風邪のような病気なのですが、こうした認識もまた、精神科を受診するチャンスを阻害しているのは事実です。
薬物療法でも長い治療基幹を必要とするうつ病ですが、副作用が比較的軽いうつの漢方を用いることができれば、副作用の心配が少なくなり、患者さんの体に負担をかけずに治療できます。
ただし、うつの漢方薬の使われ方としてはあくまでも抗うつ剤等の補助的な役割です。うつの漢方薬だけでうつを治療することはできません。良く使われるうつの漢方薬としては、半夏厚朴湯(へんげこうぼくとう)、茯苓飲合半夏厚朴湯(ぶくりょういんごうはんげこうぼくとう)などです。これらの漢方薬には自律神経の調節作用があり、抑うつ状態やパニック障害を緩和する目的で使われます。
これらの漢方薬は医師の指導の下で服用すべきです。とくに抗うつ剤との相性もありますので、自分の判断で服用を止めたりしないことが重要です。
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